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プロフィール
Takeshi Mogi
Takeshi Mogi
アイラの新聞「イーラハ」日本特派員
バグパイパー(ハイランド+スモール)
ライター&翻訳家などを兼務しています。
アイラ島やスコットランのWEBを運営しています。
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2008年04月17日

美しい日本の私_11

美しい日本の私 11

ウィーンから帰り、ザルツブルグでの夏期講習がさらに続きました。ドイツ語の授業を受け、メンザ(学食)で食事をし、午後は町の散策という日が続きました。古い町で、どこも石畳、入り組んだ道に面してさまざまな店がありました。朝一番に開いていたのは大きな古い石門の横の牛乳屋さんだったと思います。そこを通ると川辺に出て、大量の楽譜が並んだ書店がありました。近くに雑貨商があり、良く食料品を買ったように思います。喫茶店も数件あり、屋外に机と椅子を出す店も少なくありませんでした。ある日そんな一軒で、アイスコーヒーがあって驚きました。私はその瞬間まで、ヨーロッパでアイスコーヒーを見たことがありませんでした。その店にしてはちょっと高いメニューだったのですが、つい頼んでしまいました。ところが、来たものを見てびっくり。パフェのグラスの底に少量のコーヒーが見えるだけで、上には山盛りのアイスクリームです。あ、そうかと思いました。ドイツ語でEisはアイスクリームのことなのです。結局気分を入れ替えて、全部食べてしまいました。夏の暑い日だったので、それも悪くありませんでした。おなかがいっぱいになりました。




夏期講習が終わりに近づいたある日、私たちのクラスの先生が「みんなでビアホールに行きましょう」と誘ってくれました。ザルツブルグ城へ上がるケーブルカーの駅のすぐ下のビヤホールに先生を含んだ15人くらいが集まりました。もちろんほとんどがビールを頼みましたが、数人はトラオベン・ザフト(ぶどうジュース)などのノン・アルコールでした。ポーランド人のSはアルコールがまったくだめで、飲むと倒れてしまうと言っていました。特にテーマもなく、雑談をしながらビールを飲み干し、外に出るととても涼しい夜でした。ビアホールの前は広場で、地面に大きなチェスの升目が描かれており、昼間は丸椅子ほどもある大きなチェスの駒を動かして、ご老人たちがゲームを楽しんでいる場所でした。Sがアイスクリームを食べるというので、一緒に歩いてゆきました。ミラベル・プラッツの向こうの行ったこともない場所に、暗闇に浮かんだようにアイスクリーム屋が開いていました。

Takeshi Mogi



この記事へのコメント
Mogi 様
アイスコーヒーと聞くとあのアイスコーヒーをイメージしてしまいますが、ヨーロッパでは違ったんですねぇ
それにしても、アイスコーヒーを頼んで山盛りのアイスクリームが来たら・・・
私なら驚きはするけど、それはそれで喜んでるかも(^^;;
Posted by モルト大好きモルト大好き at 2008年04月18日 00:51
モルト大好きさんへ

気分を切り替えるのには、やはり若干の時間が必要だった要に思います。アイスコーヒーがコーヒーパフェに化けちゃったんですからね。

ちなみに、イタリアでアイスクリームのチョコレート掛け、サクランボ付きというのを注文したら、冷たい生クリームにチョコレートソースが掛かって、サクランボが添えてありました。この国ではアイスクリームはジェラートですよね。

凄く美味しかったです。

さらに、スコットランドでもアイスコーヒーはありませんが、パブでコーヒーをやっているところではアイスコーヒーを自分で作れます。コーヒーを頼んで、グラスに氷をもらい、温かいコーヒーを入れるだけです。美味いかと聞かれたので、美味いと答えたらやっぱり変な顔をされました。

Takeshi Mogi
Posted by Takeshi Mogi at 2008年04月18日 02:03
そう言えば、スコットランドに日本土産で緑茶を持って行ったら、ミルクと砂糖を入れて飲まれたと言う話は聞いた事があります。

まあ、日本ほど食べ物のタブーが無くて種類の多い国はないのでしょう。
Posted by 赤枝騎士 at 2008年04月19日 21:52
赤枝騎士 さんへ

おひさしぶりです。食べ物のタブー、日本ないですね。

ところで、日本人も外国の食べ物に対する許容度はまだまだと思うことがあります。普通の、つまりウィスキー関連やスコットランド関連以外の知り合いですね、そういう普通の知り合いで、水を大量に混ぜないでウィスキーを飲める人は今のところいませんし、スモーキーなアイラモルトを飲ませて変な顔をしなかった人もいません。まぁ、偶然そういう知り合いが多かっただけなのかもしれませんが。香りの強いチーズでも似たような事がおきますし、肉料理に甘いソースというのは、例えばミント・ソースやクランベリー・ソースなど、日本ではメニューに載っているのを見たことがありません。結局、どの国の人も、自分たちの好きなものを食べ、食べないものには違和感を覚えるのは自然なことのように思います。中国人は四足の物はイス以外なんでも、飛ぶものは飛行機以外なんでも食べるといいますが、美食家はともかく、庶民が口にできる食べ物の種類は、世界中どこもとは言いませんが、あまり変わらないんじゃないかと思います。

Takeshi Mogi

ところで、世界最後の日に何食べたいと聞かれたら、きっとつまらないものの名前を言ってしまいそうな気がします。・・・吉野家の牛丼とか、サッポロ一番とか、新宿中村屋のカレーとか。

でも、今一番興味のある食べ物は何かと聞かれたら、シュールストレミングかなぁ。
Posted by Takeshi Mogi at 2008年04月20日 03:33
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