2008年02月26日
美しい日本の私 1
美しい日本の私 1
それはもう二十数年前。私が大学4年のことです。私は専門外のドイツ語にはまっていました。語学で身を立てられないかと悩んでいた時期でもあります。毎日のようにドイツ語を訳し、ドイツ語のオペラに心酔していました。
当然ドイツに行きたくなり、親に頼み込んで金を借り、夏休みにオーストリアのザルツブルクへ語学研修に行きました。よく覚えていませんが、フランクフルト経由でミュンヘン、バスでザルツブルクだったと思います。黄色い壁、香水の香りの町でした。行く前にオーストリア方言を習いました。私はそういうことが好きでした。土地を理解し、吸収し、同化することは微妙な選択でしたが、どうせ外国人の私なら、変でもともとと考えました。
ザルツブルクではL夫人のお宅の3階に下宿しました。息子さんがジークフリート、お嬢さんがジークリンデ、凄い名前だなと思いましたが、明るい普通の家庭でした。L夫人はケーキ作りが上手で、毎週日曜の朝はパンでなくケーキが出ました。家の前に大きな胡桃の木があり、胡桃のケーキを焼いてくれました。部屋はちょっと暗い古い部屋でしたが、綺麗に補修されていて、居心地はとてもよかったです。窓は二重で、冬の寒さだけでなく、夏の暑さもさえぎってくれました。ザルツブルクは毎日雨が降ります。
最初の夜、ベットに横になると遠く離れた場所でひとりだと実感し、ホームシックになりました。ところが、だから何だろう、自分は本当に自由じゃないかと考えると、寂しさは消えて、不思議なくらい陽気になりました。最初で最後のホームシックは、数分で終わりとなりました。
Takeshi Mogi

それはもう二十数年前。私が大学4年のことです。私は専門外のドイツ語にはまっていました。語学で身を立てられないかと悩んでいた時期でもあります。毎日のようにドイツ語を訳し、ドイツ語のオペラに心酔していました。
当然ドイツに行きたくなり、親に頼み込んで金を借り、夏休みにオーストリアのザルツブルクへ語学研修に行きました。よく覚えていませんが、フランクフルト経由でミュンヘン、バスでザルツブルクだったと思います。黄色い壁、香水の香りの町でした。行く前にオーストリア方言を習いました。私はそういうことが好きでした。土地を理解し、吸収し、同化することは微妙な選択でしたが、どうせ外国人の私なら、変でもともとと考えました。
ザルツブルクではL夫人のお宅の3階に下宿しました。息子さんがジークフリート、お嬢さんがジークリンデ、凄い名前だなと思いましたが、明るい普通の家庭でした。L夫人はケーキ作りが上手で、毎週日曜の朝はパンでなくケーキが出ました。家の前に大きな胡桃の木があり、胡桃のケーキを焼いてくれました。部屋はちょっと暗い古い部屋でしたが、綺麗に補修されていて、居心地はとてもよかったです。窓は二重で、冬の寒さだけでなく、夏の暑さもさえぎってくれました。ザルツブルクは毎日雨が降ります。
最初の夜、ベットに横になると遠く離れた場所でひとりだと実感し、ホームシックになりました。ところが、だから何だろう、自分は本当に自由じゃないかと考えると、寂しさは消えて、不思議なくらい陽気になりました。最初で最後のホームシックは、数分で終わりとなりました。
Takeshi Mogi

Posted by Takeshi Mogi at 02:13│Comments(2)
│Takeshi Mogi
この記事へのコメント
Takeshi Mogi 様
ドイツ語ですか(@@)
私は学生時代に履修していたはずなのにほとんど覚えていない言語です
ドイツ語に限らず、フランス語や英語もほとんど忘れてはいるのですが(^^;;
ただ、私には言葉にあこがれて海外に行ったという経験がありません
あの時に海外に行っていれば今とは違う生活だったのかなぁ(^^;;
ドイツ語ですか(@@)
私は学生時代に履修していたはずなのにほとんど覚えていない言語です
ドイツ語に限らず、フランス語や英語もほとんど忘れてはいるのですが(^^;;
ただ、私には言葉にあこがれて海外に行ったという経験がありません
あの時に海外に行っていれば今とは違う生活だったのかなぁ(^^;;
Posted by モルト大好き at 2008年02月26日 22:38
モルト大好きさんへ
私はドイツ音楽が好きなのです。歌曲やオペラが好きで、そうしたものを理解しながら聞きたいという願望がありました。そのせいで、大学でもドイツ語はⅠ、Ⅱだけ履修すればよかったのに、結局Ⅳまで履修し、その後はドイツ語の先生の部屋に通って課題をもらって訳しました。
当然音楽に関連する本も読みましたので、知識も増え、さまざまなことに興味がわいてきます。オーストリア行きはそうしたことの結果でした。
スコットランドは、やはりお酒でした。ウィスキーにはゲール語の名前がついているので、ゲール語を習いました。蒸留所に興味があったので、本を読み、土地や食べ物に音楽、最後に行き着いたのは人でした。
現在、スコットランドにはかなり頻繁にe-mailを書きますが、それは私が人を通じてスコットランドとつながっているからだと思います。
Takeshi Mogi
私はドイツ音楽が好きなのです。歌曲やオペラが好きで、そうしたものを理解しながら聞きたいという願望がありました。そのせいで、大学でもドイツ語はⅠ、Ⅱだけ履修すればよかったのに、結局Ⅳまで履修し、その後はドイツ語の先生の部屋に通って課題をもらって訳しました。
当然音楽に関連する本も読みましたので、知識も増え、さまざまなことに興味がわいてきます。オーストリア行きはそうしたことの結果でした。
スコットランドは、やはりお酒でした。ウィスキーにはゲール語の名前がついているので、ゲール語を習いました。蒸留所に興味があったので、本を読み、土地や食べ物に音楽、最後に行き着いたのは人でした。
現在、スコットランドにはかなり頻繁にe-mailを書きますが、それは私が人を通じてスコットランドとつながっているからだと思います。
Takeshi Mogi
Posted by Takeshi Mogi at 2008年02月27日 14:04
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