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プロフィール
Takeshi Mogi
Takeshi Mogi
アイラの新聞「イーラハ」日本特派員
バグパイパー(ハイランド+スモール)
ライター&翻訳家などを兼務しています。
アイラ島やスコットランのWEBを運営しています。
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2007年12月27日

バベットの晩餐会

バベットの晩餐会

バベットの晩餐会はイサク・ディネーセンというデンマークの作家の作品で、これは1987年にやはりデンマークで映画化され、アカデミー賞最優秀外国語映画賞、英国映画テレビ芸術アカデミー賞最優秀外国語映画賞などを受賞しました。日本ではグルメ映画という評価もありますが、宗教と芸術という側面から、これは私の人生を変えた作品となりました。



映画はユトランドの寒村を中心に、幾つかのエピソードを交えながら、パリで天才的な料理人として名を馳せながらも、フランス革命を逃れてきたバベットが、世話になっている牧師館の女性ふたりとその信者数人のために晩餐会を開くというストーリーです。晩餐会は、この村ではおよそお目にかかれない海がめのスープ、キャビア、鶉のパイ、山盛りの果物などが出され、その合間にはブーブ・クリコ、アモンティリャド、フィーヌ・ド・シャンパーニュといった良く知った名前のお酒も出てきます。このあたりがグルメ映画と呼ばれる所以です。が、この作品の本質は、ここにはまったくないと私は考えています。

牧師館を舞台にしており、静かながら深い宗教的内容を持ちつつ、この作品は芸術というもののある側面を強く押し出しています。

宗教的な面は、晩餐会にゲストとして招かれる将軍が負っています。それは、キリスト教的というよりも、むしろ仏教的です。また、芸術的な一面は、最初に出てくる歌手のパパン氏も少しかんでいるのですが、バベットな担っています。このあたりは原作の小説では、より詳しく語られています。

映画はとても落ち着いており、静かながら力強いドラマを抱いています。監督のアクセルは原作を丁寧に映画にしており、小説を大きく外れるところはありません。

この作品は不思議と以外に満ちています。多くを話せば、映画を観たときの感激を削ぐことにもなりかねませんので、ご紹介はここまでですが、クリスマスの時期、是非見ていただきたい作品としてご紹介しました。

DVDは諸外国では廉価版ですが、日本ではマーケット・プレイスの希少品になっているようです。が、ビデオはそこそこの値段です。

Takeshi Mogi

この記事へのコメント
Takeshi Mogi 様
この作品は見たことがありません
タイトルから想像するとグルメ映画との感があったのですが、宗教的な面を丁寧に取り扱った作品なんですね
こちらで見ることが可能なら見てみたいと思います
Posted by モルト大好き at 2007年12月27日 06:41
ぼくも大好きな作品です。精神的に疲れたときに観ると癒されますね。

公開時、東京では同じ晩餐メニューが再現されたそうですが、個人的にはカレイのスープなど、村人の日常の料理を食べてみたいと思いました。あまり美味しくはないでしょうが。
Posted by THE WHISKEY at 2007年12月27日 10:07
モルト大好きさんへ

表面的にはグルメ映画で、やはり食事の場面、特に将軍と村人のやりとりが楽しいのですが、宗教そして芸術への強い気持ちが込められています。本文でも書いたのですが、バベットの最後の台詞は原作ではもっと長く、ある意味怖いところがあるのですが、私はそれも好きです。それに、映画では気がつかなかった部分があって、小説どおりか見直したら、その通りだったなんで所もあります。

お勧めですよ。

THE WHISKYさんへ

音楽的にも気持ちよく、ちょっと見ようと思って結局全部見てしまうことが良くあります。

私も同じ晩餐のメニューをやるという話を読んだ記憶があります。海がめは食べたことがありません。ウズラのパイは食べたことがありますが、バベットのメニューとは違うもので、それほど美味しいものでもありませんでした。ただ、キャビアはブリニに乗せて生クリームと一緒にというのはポピュラーな食べ方で、何度か食べたことがあり、好物です。(でも、高いので、年に1回も口に出来ません。)

カレイのスープはビールとパンの入った奴ですね。1時間煮る、とあります。作れそうですね。(お年よりたちは嫌がってたけど。)

Takeshi Mogi
Posted by Takeshi Mogi at 2007年12月27日 15:10
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