ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

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プロフィール
Takeshi Mogi
Takeshi Mogi
アイラの新聞「イーラハ」日本特派員
バグパイパー(ハイランド+スモール)
ライター&翻訳家などを兼務しています。
アイラ島やスコットランのWEBを運営しています。
オーナーへメッセージ

2008年03月31日

宮古島に行ってきました_4

宮古島に行ってきました_4

宮古島には独特な食べ物がいろいろありますが、私が楽しみにしているのはテビチ、豚足です。他の食べ方もあるとは思いますが、宮古島ではおでんにするのがスタンダードなようです。



沖縄よりも薄味で、さっぱりしています。(沖縄のはより濃い口で、甘い味付けだと思う。)たからというお店が有名ですが、食べたことはありません。今回は毎日食べていましたが、買っていたのはファミリーマートでした。日本で最南端にあるファミリーマートだそうです。他のコンビにも行きましたが、なぜかファミリーマートだけがテビチやソーキ、揚げかまぼこなどのおでんを扱っているようでした。



日によってゆで具合はいろいろでしたが、初日に美味しかったため、毎日食べてしまい、他で食べる機会を完全に失ってしまいました。他に、卵とスパムのおにぎりや、島の名産である雪塩のおにぎりなんてものも売っていました。もちろん、島の泡盛も。今回、泡盛が気に入ってしまい、なぜか毎日泡盛でした。人によりお好みは違うでしょうが、今回は菊之露がお気に入りとなりました。ストレートだと甘く、水を入れるとライトで爽快な飲み心地でした。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 17:51Comments(3)Takeshi Mogi

2008年03月31日

宮古島に行って来ました_3

宮古島に行って来ました_3

宮古島といえば、私にとってはとにかく海と浜です。宮古島本島、橋でつながった池間島と来間島、フェリーで行く伊良部島など、どこもきれいな砂浜だらけです。それはいっぱいあって、地図に載っていない浜もたくさんあります。地元の人に名前を聞いても知らないもの、恐らく名前のない浜もあるでしょう。長い長い砂浜もありますが、岩場にできた小さな浜もあります。どこも魚がいっぱいで、浅いところにも必ずいます。



砂はとても細かく、白く、少しですが貝がらや砂利、サンゴのカケラ磨り減ったガラスが含まれていることもあります。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 17:03Comments(3)Takeshi Mogi

2008年03月31日

宮古島に行って来ました_2

宮古島に行って来ました_2

東京から那覇経由で行きました。乗り継ぎの間にヤギのミルクを飲みました。私の好物です。その後で見つけたのが、沖縄の地元ビール、ヘリオスのゴーヤ-DRYです。かなり軽めのビールですっきりしています。ただし、ゴーヤの苦味があって、ニガイ!でも、飲んでいるうちに慣れてくるから不思議です。結構美味しい、でも、500円は高いような気もします。



石垣島の牛弁当というのも食べました。高かったけど、つい買ってしまった。う~ん、まぁ、こんなもんか。わさび醤油で食べるのですが、ちょっと薄味で私の趣味ではありませんでした。空港では、こんなのにもお目にかかることができました。



ただ、聞いたところ、中は座席のカバーにロゴが入っているくらいで、べつにピカチューが居たりはしないとのことでした。

Takeshi Mogi

  

Posted by Takeshi Mogi at 04:14Comments(5)Takeshi Mogi

2008年03月31日

宮古島に行ってきました_1

宮古島に行ってきました_1

え~、突然ですが、先週木曜から宮古島に行っていました。純粋に、休暇です。でも、せっかくですから、ゆっくりとですが、旅のご報告をいたします。



お天気は木曜、金曜が晴れ、土曜が曇り、日曜は雨ときどき曇りでした。気温は雨でも20度を軽く超え、波が高くて日曜は泳げませんでしたが、それ以外は夏気分、楽しい休日でした。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 02:59Comments(3)Takeshi Mogi

2008年03月26日

スコッチ通信34号

スコッチ通信34号

ちょっと遅くなったのですが、スコッチ文化研究所会報34号が出ました。私はスコットランドの切手の事を書きました。スコットランドの切手は獅子のマーク付きで、カッコいいのです。



ニッカ創業者の竹鶴政孝の竹鶴ノートの話はやはり興味深いです。スプリングバンクの蒸留所がなくなっていった話はなかなか凄い地話です。他にも密造に近いモルト・スピリット作りをするロッホ・ユーの話もおもしろい。



その他ニュースなど。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 15:20Comments(8)いろいろ

2008年03月25日

ブリューイクラディーの憂鬱

ブリューイクラディーの憂鬱

スコッチ・ウィスキー製造企業の政治組織であるスコッチ・ウィスキー・ソサエティと国の機関である環境局(Defra)は海外で作られるスコッチ・ウィスキーまがいの製品を締め出すために新しい法律を作ろうとしている。具体的には定義や表示といったものを法制化することになりそうだ。Defraが草案を作り、エジンバラの会議で話し合われる。だが、ブリューイクラディーのマーク・レニーはブレンデド・モルトというカテゴリーを問題視している。



実際に彼は予定していたブレンデド・モルトの生産予定を白紙に戻した。彼はデイリー・レコード紙で「ブレンデッド・モルトはまるでシングル・モルトに見える、これでは騙され易い消費者をカモにする許可証を詐欺師や売人に与えるようなものだ」と言っている。

今のところ自分も勉強不足でどんな表示になるのか分からず、どのような紛らわしさが存在するのかも判断できない。しかし、この話はこれからも広がるのではないかと思われる。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 01:39Comments(2)アイラ島

2008年03月24日

Willium LawsonsのCM

Willium LawsonsのCM

有名なM's Barのダイアリーで紹介されているのですが、スコッチ・ウィスキーのWillium LawsonsのCMがとても面白いのでご紹介します。



ダイアリーでは面白い順でYouTubeのクリップを載せていますが、どれも結構笑えます。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 00:59Comments(4)いろいろ

2008年03月16日

美しい日本の私 10

美しい日本の私 10

美しいウィーンを離れる日の朝、宿泊している宿での朝食でのことです。ドイツ、オーストリアの宿はホテルのほか、部屋数の少ない簡易宿舎のペンジオーンもありますが、どちらも朝食はコーヒーか紅茶、ハム類(シンケン)、ジャム、バター、レバー・ペーストとリッチなのが普通です。ただ、玉子焼きなどの温かいものは別料金というところが多かったように思います。



さて、なぜかは覚えていないのですが、朝食の席で南アフリカ(当時はまだアパルトヘイトの国でした)から来たと言う老人と相席になりました。オーストリアに帰って暮らすというような話を聞いたように記憶しています。私がパンに何のジャムを塗ろうかと選んでいると、レバー・ペーストが美味しいと勧めてくれました。すると、別料金のゆで卵が老人の目の前に運ばれてきました。私が、「あれ、どう食べるんだ?」と考えている目の前で、卵立てに乗った卵をナイフでガリガリと横に切り、塩を振り、まずは上を、次に下をスプーンですくって食べました。日本で見たことのない風景におどろきましたが、驚いた顔は見せずに私は朝食を済ませました。卵立ての真の機能を見たような気もしました。実は、伝統的な丸パンのカイザーゼンメルもハンバーグのバンズよろしく横からナイフを入れているのを以前から眼にしていました。



これ以後、この卵切りの風景を、私は何度も眼にすることになります。自分でもやってみましたが、殻も入りますし、黄身がこぼれることもあります。やはり手で剥いたほうが上手に食べられますが、お国柄とはこういうものだと思いました。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 00:06Comments(2)Takeshi Mogi

2008年03月15日

Blogのデザイン24

ブログのデザイン24

では、お約束どおり、ブログのデザイン23の回答です。あれは、「キルンに大麦麦芽をまく機械」です。browneさん、もしかしたらそのつもりで書いたのかもしれませんが、どうだったのでしょう。



右のドアの向こうがモルティングフロアで、発芽して根の出た大麦は壁を隔てたちょうど機械の向こう側にある穴に集められ、そこから機械で上に上がり、件の機械の上のパイプから機械に落とされます。当然、機械の周辺は麦のないクレーターになりますので、これはあとで手作業で平らにされます。

その後、キルンは閉じられ、下からピートで薫煙されます。

ということで、今回は正解者ございませんでした。次はあるのかな?

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 23:23Comments(2)Blogのデザイン

2008年03月14日

キルホーマンのミニチュア

キルホーマンのミニチュア

ウィスク・イーは2008年3月19日(水)から3月31日(月)まで伊勢丹新宿店で行なわれる英国フェアでキルホーマンのニュー・メイクのミニチュアを販売する。63.5%50mlで価格は1,890(税込)。



蒸留所では4.99ポンドなので当然割高だが、蒸留所へ行かなければ買えないと考えると仕方のない価格と思われる。地下1階グランドカーヴ内ハードリカーコーナーで手に入るが、他にも特別商品なども販売される。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 16:36Comments(0)アイラ島

2008年03月14日

Islay & Jura Distillery Tour

Islay & Jura Distillery Tour

アイラとジュラの蒸留所の連絡先やツアーの詳細を説明した公式リーフレットの提供が始まりましたのでお知らせします。



なお、見たり印刷するにはAdobe Acrobat Readerが必要です。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 12:59Comments(0)アイラ島

2008年03月13日

Talisker Seminar in WML 2008

Talisker Seminar in WML 2008

ウィスキー・マガジン・ライブ2008から大分経ってしまいましたが、参加したタリスカーのセミナーの様子をまとめましたので、その詳細を掲載します。いつもどおりメモから起こしていますので、間違いがあるかもしれません。お気づきの点はご指摘下さい。

なお、現ラガヴーリン蒸留所所長、前タリスカー蒸留所所長のグレアム・ロギーは赤いキルトに黒のフォーマル・ジャケット、常に落ち着いた口調、ソフトですが凛とした態度でセミナーを進めてゆきました。

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バグパイプの演奏の後、グレアム・ロギーから歓迎の挨拶。



私はラガヴーリンの前はタリスカーで所長をしていました。今日は一緒に5種類のタリスカーをまずそのまま、次に水を加えてテイスティングしたいと思います。そのウィスキーですが、ディアジオでは責任ある飲酒を奨励していますので、今回用意したものを全て飲んでも結構ですが、自分に合わせて、残していただいても構いません。また、水を用意しましたので、水分を十分に取り、口をリフレッシュするようにしてください。水が足りない場合には言ってください、余分に用意してあります。

さて、昨年の私のセミナーに参加した方の中には、気づいた方がいるかもしれませんが、今年は違うキルトを着ています。タータンは家紋のように代々継ぐものですが、今回のキルトは父方のタータンです。キルトは戦闘服で、タータンの柄は敵味方を見分けるためにも使われました。この衣装を説明しましょう。このナイフはスキアン・ドゥーといい、靴下に挟んで差しておきますが、隠し刀で、昔はイングランド人は敵でしたので、脇の下に差して、隠していたのです。これにはしっかりと刃が付いていて、ウィスキーのフォイルを剥くのに良いのですが、空港では検査で引っかかることもあります。さて、キルトは一枚布でできているので、ポケットがなく、このスポランと呼ばれる財布を下げます。中にパスポートとお金が入っています。

では、テイスティングをはじめましょう。5つのサンプルのうち、4つは製品ですが、のこりのひとつ、透明なものはニュー・メイク、熟成される前のスピリットです。ウィスキー作りにおいては、土地柄は熟成よりも製造でより大きく影響します。タリスカーは海沿いで空気に塩気があり、ごつごつした場所に建っています。起伏の激しい、人里はなれた場所なのです。ウィスキーの原料は大麦麦芽です。ウィスキー作りにはまた、冷たい水がたくさん必要です。さらにスカイのような島でのウィスキー作りには、水のほかに、海辺に建って搬入搬出がしやすいことが大切です。



大麦の製麦にはピートを使います。見たことのない人には想像できないかもしれませんが、ピートは湿地の何万年も前のくさった草で、程度の悪い石炭のようなものです。それ自体には匂いはない泥ですが、乾燥して燃やすと、麦芽に煙の匂いが染み込みます。

では最初にニュー・メイクのスピリットをテイスティングしましょう。必要な3年の熟成をしていないので、スピリットです。60%以上の高い度数なので、刺激があるなら舐めるだけでも構いません。きつく、火の点いたような刺激があり、ここに熟成の理由があるのです。熟成していないタリスカーには強いピート香があります。では、少量の水を加えてテイスティングしてみましょう。でも、全部飲まずに、少し残して置いてください。蒸留所で作られているのはこのスピリットです。

大麦のデンプンを糖化し、発酵させアルコールにする、そのアルコールをポットスティルで取り出し、液体としてアルコールを集めます。蒸留器の材質は銅製です。蒸留は2回で、(写真を指差しながら)右が初留、左が再留用です。タリスカーのスピリットはピュアだといわれます。蒸留器から出る管は一度下へ下がり、屋外で再び上へ上がっており、珍しいU型になっています。熱しすぎるとポットスティルから泡が上がり、非常に危険です。しかし、このU型管では泡は下に溜まり、再びポットスティルに戻すことができます。また、このU型管を通った蒸気だけが外で液体となるため、スピリットはピュアなのです。ピート香も十分に含まれています。

ウィスキーのフレーバーはポットスティルで作られています。ウィスキーの味の違いはポットスティルの形の違い、さらにパイプの形や傾斜で蒸気の流れが違うことにより、味の違いが出てくるのです。

テイスティングの合間に、水を飲み、ウィスキーと一緒に用意したクラッカーを食べると、次のウィスキーの味が良く分かるようになります。



2番目のウィスキーはタリスカー10年です。ノージングをすると、ニュー・メイクよりずいぶんスムースなのが分かります。このスムースさは熟成で出てきます。アメリカのエックス・バーボン(バーボン樽)とヨーロッパのエックス・シェリー(シェリー樽)で熟成します。アメリカンとヨーロピアンを組み合わせて使うのです。樽で熟成すると非常に軟らかくなり、色も琥珀色になります。テイスティングはただ飲み込むのでなく、口のいろいろな場所で転がすことにより、いろいろな味わいが感じられるようになります。舌は先端で甘さ、奥でスモーキーさを感じます。タリスカーらしさは舌の奥で感じるかもしれません。水を加えるとよりスモーキーになります。自宅で楽しむなら、チョコレートと組み合わせると舌の先にその甘さを、舌の奥でタリスカーのスモーキーさを感じ、美味しい組み合わせを楽しむことができます。それでは、水を飲み、クラッカーを食べてください。

次はタリスカーの18年です。10年と18年の違いは熟成の年月だけです。樽は同じものが使われています。10年よりも芳醇でスモーキーさも十分、さらにフルーティーさがあります。フル・ボディでやわらかい味わいですが、これは8年分の熟成のおかげです。昨年、18年はワールド・ベスト・シングル・モルトにも選ばれました。水を加えるとより楽しむことができます。ゆっくり口で転がしてみましょう。自宅で飲む時はもぐもぐする必要はありませんが、テイスティングでは口で回すと、味が良く分かります。それでは、水を飲み、クラッカーを食べてください。

お手元にはグラスと水の他、いくつかのパンフレットが置かれています。そのひとつには、ディアジオが所有する蒸留所のウィスキーの味わいを表にしたものが載っています。この表でタリスカーは右上に位置し、すべての製品がスモーキーでリッチであることを示しています。これを作った理由は、好きなウィスキーを探すためです。自分の好きなウィスキーをこの表で探し、それに近い別のウィスキーを探せば、好みに合った、しかしちょっと異なるものを試すことができるのです。別の小冊子ではタリスカーとスカイ島が解説されタリスカーの歴史もわかります。この蒸留所の写真には、私の家も写っています。



今日はタリスカーのセミナーを行なっていますが、私はアイラ出身です。ラガヴーリンも島の蒸留所ですが、スコットランドの西諸島でもそれぞれ特徴があり、アイラには浜がたくさんあります。スカイには浜はありません。アイラのウィスキーも特徴があり、ピートの量が非常に多くなっています。蒸留所で働いていると、異動もありますが、私はタリスカーからラガヴーリンへ異動しました。これは島から島への異動を意味しますが、こうしたことはディアジオ200年の歴史でも私だけです。(写真を示し)これはアイラのラガヴーリン蒸留所、背景は大西洋です。

次はタリスカーの25年です。25年は10年、18年と似ていますが、アルコール度数は樽出しで高く、色は濃くありません。これは主にアメリカン・オークのものを使っているからで、ヨーロピアン・オークは少なめです。ただし、色が味を示しているわけではありません。水を加えると軟らかく、非常にスムースでソフト。非常に甘く、ピーティさとスモーキーさが長く残ります。加水すると比較できないくらいスムースでメローになります。

強い酒を連続して飲んでいるので、水で十分に口を洗いましょう。私も話しながら1リットルは飲んでいます。

5番目はディスティラーズ・エディションで、ダブル・マチャードした製品です。これはラベルにも書いてあります。ダブル・マチャードは2種類の樽で、つまり2回熟成したものです。同じ製品でも違う趣を出したいという考えで作られました。タリスカー10年をオロロソで熟成したものです。オロロソを選んだのは、もとの味と相殺するでもなく、前の香りを殺すこともなかったからです。その熟成で、よりリッチで、、芳醇で、シェリーを強く感じるものとなりました。琥珀色が強いのも、オロロソのためです。加水しない場合、どれよりもソフトです。

タリスカーとチョコと言いましたが、チーズや魚介類とも相性が良く、タリスカーとオイスターも、スモーキーさと塩気が良く合って美味しい組み合わせです。いろいろな食べんものと合わせて、楽しんでいただけたらと思います。

そろそろ時間です、質問があれば外のテーブルでさらにお受けしますが、今あるなら、どうぞ。

Q1:バーボンとシェリーの比率は?
秘密ではありませんが、味をそろえるため比率はロットごとに異なり、答えることはできません。

Q2:同じ島の蒸留所でもタリスカーとラガヴーリンの味はなぜ違う?
まずピートの強さが違います、また、先ほど説明したとおり製造段階における地理的影響はとても大きいのです。蒸留器の形と場所のコンビネーションが違いを生み出しているのです。

これで日本は3回目です。セミナーに来ていただいた方々にお礼を申し上げます。ありがとう。

  

Posted by Takeshi Mogi at 17:42Comments(4)いろいろ

2008年03月12日

Ileach Japan No9

Ileach Japan Vol35 No9

毎度おなじみイーラハ・ジャパンです。



今回も本誌は数多くの記事が並び、私もアイラ児童フェスティヴァルやディアジオの増益、落雷で教会のスイッチ・パネルが飛んだ話など訳したのですが、本誌が何ページも割いて訴えたのはアウター・ヘブリディーズ諸島へのフェリー料金優遇政策でした。私が訳したのはごく一部なのです。訳文からも伺えると思うのですが、結構強い語気で、アイラは怒っているという雰囲気が湯気のように上がってきます。

とにかく、フェリーの件ではアイラはずっと冷遇されてきたという気持ちがあるのです。昨年はいきなり2隻のうち1隻がオークニー航路に送り出され、ウィスキーの販売が伸びてフェリーはウィスキー用のタンクローリーで一杯、これに発酵残渣を輸送するトラックや石油用のタンクローリーが乗り込んで、ついには乗車用スロープの軸が折れるという事故までありました。ポート・エレンには小さな事務所があるだけなのに、ルイス島のストーノウェイには10数億円をかけたフェリー・ターミナルがさっさと出来上がっている。で、今回はルイス島を始めとするアウター・ヘブリディーズのフェリー料金を政府主導で値下げするという。しかも、アイラには最低2年半、こうした割引はなし。無論、こうした怒りにはアイラがウィスキー産業を通じて多額の税を納めているという認識があります。住人が払っているわけではないのですが、ウィスキーにかかっている高額な税や、フェリーがウィスキー作りに不可欠なことを考えれば、アイラに何らかの優遇があってしかるべきだと考えたくもなります。議員もおかしいと言っており、当然、他のインナー・ヘブリディーズ諸島の人々も同じ不満を抱いているでしょうから、何らかの変化はあるかもしれません。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 03:12Comments(2)Ileach Japan

2008年03月10日

夢のボウモアハウスからお知らせ

=== ご存知のとおり、これは妄想です。広告も妄想ですが ===
=== コメントも申し込みも妄想であることをご理解ください ===



夢のボウモアハウスからお知らせ


usukebaのみなさまへ

長らくお待たせいたしました夢のボウモアハウスですが、各方面のご協力を頂きました結果、いよいよ妄想も最終段階となり、皆様からの正式な妄想のお申し込みをいただける状況となりました。ここに、この募集の趣旨を十分ご理解いただいておりますusukeba読者の皆様に限定で、夢のボウモアハウス正規会員の募集を下記のとおりいたします。

なお、正式な夢のボウモアハウスの妄想を提供しておりますのは、私どもだけです。ご希望の方は必ずこのblogからお申し込みください。他の類似の妄想をご利用の場合、物件が高波に流されたり、強風で倒壊する場合もございます。そのような危険な妄想を避けるためにも、ぜひ私どものご利用をお願いいたしたく、ご案内申し上げます。




物件:
The Bowmore House, Shore Street, Bowmore, Isle of Islay
風光明媚なスコットランド、ヘブリディーズ諸島の最南端、数多くのウィスキー蒸留所と美しい自然を兼ね備えたアイラ島の首都、ボウモアの町の海岸沿いの一等地に立つ客室5部屋、オーナー・ルーム、キッチン、ダイニング、居間、玄関を備える、完璧に管理されたゲストハウスです。詳しくは販売説明書をご覧ください。

募集内容:
正規会員権

価格:
105万円(税込み)
なお、管理費として年間10万5千円をお納めいただきます。

会員特権:
1会員権あたり2年間で5回の宿泊権が供与されます。1回に利用できる部屋は1会員権あたり1部屋、宿泊できる日数は最長6泊7日です。シーズン中は公正な抽選により、ご予約をお受けいたします。予約方法については、後日詳細をお知らせいたします。なお、会員の予約したお部屋のご利用者の中に会員が含まれている必要はございません。お食事は別料金となっておりますのでご了承ください。

ボウモアハウスは会員のご予約のないお部屋を一般のお客様にB&Bとして提供いたします。1月~6月を第1期、7月~12月を第2期とし、会員の宿泊権を1期あたり1回お預かりすることも可能です。お預かりした場合、会員からお預かりした宿泊権は消滅し、その期間その会員はご予約ができません。その代価として、ボウモアハウスがその期間にB&Bとして得た収益を配当いたします。配当の算出法は、後日詳細をお知らせいたします。

ボウモアハウスはアイラの観光を提供しているダディ・オブ・アイラ、アイラ島のレンタカー会社A&Bロッケンジーと提携いたします。これらのサービスご利用の際は、割引価格でご利用になれます。割引の詳細は、後日お知らせいたします。

資格:個人、法人のいずれもお申し込みいただけます。

お申し込み期間:平成20年3月10日より3月末日までお申し込みいただけます。お申し込みは末尾のお申し込み用紙で、コメントとしてお書き込みください。

その他:この記事は妄想です。また、3月末日までに100人集まらないと、覚めてしまいます。

夢のボウモアハウス妄想委員会
会長 Takeshi Mogi
相談役 アルビレオ

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夢のボウモアハウス申込書

私は100万円を添え(た妄想を抱いて)、夢のボウモアハウスの会員権を購入(する妄想を深く深く抱くことにいた)します。

ブログネーム:

注意:偽ブログネームではお受けできませんのでご注意ください。
注意:大体大丈夫だと思うけど、変な部分があったら言ってください。
注意:いい加減な部分は眼をつぶってください。  

Posted by Takeshi Mogi at 21:19Comments(29)アイラ島

2008年03月09日

美しい日本の私 9

美しい日本の私 9

ウィーンで、多くの名所を訪ねました。ことにウィーンの中心のリングと呼ばれる円形の城壁跡の内側は旧市街で、グスタフ・クリムトの作品を所蔵するベルヴェデーレ、屋根の文様の美しいゴシック建築のザンクト・シュテファン寺院、演劇の催されるブルク・テアターなど、どこも興味深く、素晴らしい場所でした。その中でも、自分にとって特別な場所が国立歌劇場でした。



今世紀始めにはグスタフ・マーラーやリヒャルト・シュトラウスが、戦後はカール・ベームやヘルベルト・フォン・カラヤンが総監督となって最高の音楽を提供してきました。その劇場は19世紀中盤に建てられた新しいものですが、自分の知るクラシック音楽の世界とよく重なるため、愛着がありました。

夏、劇場のスタッフ(オーケストラ、合唱団、大道具方、小道具方、衣装係、その他)はザルツブルクの音楽祭に出張しているか、休暇を取っているため、上演はありません。が、見学ツアーがあったので参加しました。美しい客席の向こうで舞台装置のメンテナンスが行なわれていました。その舞台は驚くほど広く、奥行きは客席の倍、舞台の左右には舞台と同じほどの大きな空間があり、舞台の上には幕や装置や照明を吊る機構がはるか上まで伸びていました。そのシステムは技術の革新と共に何度も改修されてきたのでしょうが、外観、客席、観客が幕間を過ごす回廊などは百数十年前のクラシックな姿、フランツ・ヨーゼフ1世の時代そのままでした。が、その建物が終戦間近の1945年に、空襲で焼け落ちたことも知っていました。焼け残った一部は再建の折に残されたのかもしれませんが、そのほとんどはオリジナルそのままに建て直された新しいものだったのです。

ウィーンの空襲がどのようなものだったのか、ウィーンの戦中戦後がどうだったか、焼け落ちた国立歌劇場がどのようなプロセスで再建されたか私は詳しくは知りませんが、終戦を迎えたウィーンでは数ヶ月のうちに代替の劇場で上演が始まり、10年を掛けた修復の後、国立歌劇場は以前と同じように運営を始めました。

こうした修復はドイツではより大規模に行なわれたようです。美しい古都のニュルンベルクは空襲で街のほとんどが瓦礫と化しましたが、今は何事もなかったかのように、美しい古都の姿が城下に広がっています。行ったことはありませんが、ドレスデンの街は戦後50年以上も掛けて多くの建築物が再建されました。中には、破壊した国の人々の協力を得て修復されたものもあります。もちろん、どこも昔の様を取り戻したわけではなく、新しい街に生まれ変わったところが多いでしょう。

ウィーンの国立歌劇場が建設当初のまま存在しているなら、それに越したことはありません。(もちろん、戦争がなければそれが一番です。)しかし、破壊された建物が丁寧に復元され、かつての姿を取り戻し、今も同じように使われていることに、不思議な感動を覚えたのも確かです。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 23:54Comments(2)Takeshi Mogi

2008年03月08日

運用が始まったラフロイグのカメラ

運用が始まったラフロイグのカメラ

ブリューイクラディーに続き、ラフロイグ蒸留所でWEBCAM、インターネット・カメラの運用が始まりました。キルン、ラウンジ、窓からの風景など5箇所。



http://www.laphroaig.com/distillery/webcams/index.aspから見ることができます。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 18:01Comments(5)アイラ島

2008年03月08日

Blogのデザイン23

ブログのデザイン23

これ、何だと思います?アイラ島のある蒸留所で使われている道具で、もちろんウィスキー作りに使われる道具です。



たまにはこういうのも良いでしょう。当たっても何も差し上げられませんが、皆様のコメントをお待ちしています。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 02:00Comments(8)Blogのデザイン

2008年03月06日

美しい日本の私 8

美しい日本の私 8

それからまたシュトラーセン・バーンに乗ってシェーンブルン宮殿に行きました。当時私は大学生で、日本で取得した国際学生証を持ち歩いていました。それを見せると多くの美術館や博物館は入場料無料で、料金をとられる場合もとても安くて済みました。ハプスブルク家の大きな宮殿を見学し、さらに庭に出て丘の上の三連アーチまで上がると、夕暮れの中でウィーンの町は金色に輝いていました。

シェーンブルンを後にし、私はホテルに向かいましたが、知っている店があったので下車しました。緑の看板のヴィーナー・ヴァルトというお店です。チェーン店で、日本にもお店を持っていたことがあります。ロースと・チキンがとても安く、持ち帰りだと半身で500円くらいだったと記憶しています。当時はヨーロッパ統合など話にも出ない時代で、通貨もシリングでした。店で食べると価格は倍ですが、たまにはスープやワインも欲しかったので、お店で食べることにしました。



おなかがいっぱいになったので、シュトラーセン・バーンに乗って宿へ戻ることにしました。外はもう真っ暗でした。停留所で止まると、黒人の青年が乗ってきました。とつぜん、ウェスト・バーンホフ(西駅)と私に聞きます。他にも人が居るのに、なぜ私に聞くのかなとも思いましたが、「これでウェスト・バーンホフに行ける」とドイツ語で答えると、変な顔をしています。英語で答えると、「サンキュー」と帰ってきました。アメリカから来たといいます。旅行者には見えません。話が続かないので、そのまま静かにしていました。ウェスト・バーンホフに着いたので、ここだと言うと、彼は降りてゆきました。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 21:04Comments(2)Takeshi Mogi

2008年03月06日

Baron de Lustrac

Baron de Lustrac

お土産をもらいました。アルマニャックです。ビンテージ付き。まぁ、それ自体はさして珍しくないのですが、ボトルの右にUKのシールが。



これ何?「これは英国国内流通用の納税シール。ちゃんと酒税払いましたという証だね。それよりこれ、チェーン店の専売品なの。ほらここ。」と指差したラベルの下のほうにOddbinsのロゴが。



え、じゃあ、オッドビンズで買ったの?「そう、だって、日本てあらゆるお酒売ってるでしょ。でも、これなら、絶対ないだろうと思って。」はい、こんなもん、見たことありません。「シングルモルトもオッドビンズ・ブランドのってあるよ。」そうなんですか。とすると、珍しいお酒をお土産にという場合、オッドビンズというのはひとつの選択肢かもしれない。

開封しました。ブドウというよりカルバドスのようなリンゴやアンズの香りの辛口のアルマニャックでした。若々しくて、美味しいです。

Takeshi Mogi

追記

納税シールのことで誤記がありました。申し訳ありません。そのまま残すと誤解を生むので、訂正いたしました。ご指摘いただきました方にお礼申し上げます。  

Posted by Takeshi Mogi at 16:02Comments(5)とりあえず

2008年03月06日

DUCHY ALE

DUCHY ALE

先日、デパートでそこそこリーズナブルな価格のエールを見つけたので買いました。すると見たことのある紋章が二つ。



この盾に丸がいっぱい付いている紋章はチャールズ皇太子のビスケットについていたような?この羽が3本付いてる紋章はラフロイグにも付いていたような。

やっぱり、プリンス・オブ・ウェールズのチャリティに収益が使われるビールでした。

味は・・・イングランドらしい苦いビールでした。オーガニックです。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 01:55Comments(4)とりあえず

2008年03月05日

美しい日本の私 7

美しい日本の私 7

ザルツブルク大学の書きドイツ語講習の合間に、ウィーンへ小旅行に出かけました。ウィーンはオーストリアの首都、かつてはヨーロッパの中心だったこともある古い町です。

改札のないザルツブルクの駅から電車に乗って数時間、途中で車掌が切符を見に来ました。クラシックなコンパートメントの客車で6人掛け、車掌はしっかりの席に座った人を覚えていて、一度切符を見せてもらった客のところにはやってきません。窓からは森や林のほか、小さな町が何度も現れては遠くへ消えてゆきました。その町には必ず教会があり、教会を中心に町が形成されているような気がしました。

ウィーンの立派なウェスト・バーンホフに着いて最初にしたのは宿探しでした。駅のライゼ・ビュロー(観光案内所)で列に並ぶと前の人は日本人のようです。声を掛けると「NO,NO!」と返ってきました。話を聞くと、日系のアメリカ人でした。手に「ヨーロッパ1日20ドル」という本を持っていましたが、聞くと「これは嘘だ!」と笑いながら答えました。私は駅の近くの安宿を紹介してもらい、カバンを預けに行きました。



ドイツ、オーストリアの宿はどこもある程度の質が確保されており、安心でした。安い部屋を探すと共同のシャワーになりましたが、お湯は使い放題で、快適でした。お風呂は別料金というところもありました。私は荷物を置いて、ライゼ・ビュローで買ったネッツ・カルテと呼ばれる乗り放題のチケットを手に、ストラーセン・バーン(路面電車)に乗ってプラーターという公園へ出かけました。プラーターにはリーゼン・ラドと呼ばれる古い大観覧車があり、それに乗ると美しいウィーンの町を見渡すことができました。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 01:28Comments(3)Takeshi Mogi

2008年03月04日

Ileach Japan No 8

Ileach Japan No 8

島々の領主、マクドナルド一族の政府が存在したフィンラガンのビジター・センター改修が始まりました。現在はこじんまりとしたコテージですが、拡張されて、展示も増えるものと思われます。

ブリューイクラディー蒸留所所長のダンカン・マクギルヴレイは機械の整備が得意なのか、現在トラクターの修復に勤しんでいます。ちょっとカッコいいかも。

スコットランドの新聞ザ・スコッツマン紙がお勧めなものを特集したのですが、その中のお勧めの訪問地にアイラが選ばれました。5つのお勧めを示し、蒸留所にはアードベックが選ばれました。数年前まで閉鎖されていたことを考えると、不思議なことです。

Takeshi Mogi


  

Posted by Takeshi Mogi at 04:38Comments(4)Ileach Japan

2008年03月03日

アイラのフェリー

アイラのフェリー

アイラのフェリーは3月21日から夏の運航表に変わりますのでご注意下さい。



なお、3月21日までの冬の運好評はこちらです。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 23:28Comments(2)アイラ島

2008年03月01日

今週のScotland on TV

今週のScotland on TV

今週のScotland on TVはカッコ良いバグパイプと称して3人のモダンなパイパーにスポットを当てています。私はなんか変で嫌ですが、演奏は上手です。



他にグラスゴーのランドマーク、ケルヴィングローブと料理はダンプリング。布に包んで茹でるという独特の料理法で出来上がるスコットランドの代表的なお菓子。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 22:15Comments(3)いろいろ

2008年03月01日

美しい日本の私 6

美しい日本の私 6

ザルツブルクでの勉強が続きました。相変わらずレーラー・ハオスでシャワーを借りていました。あるとき、そのレーラー・ハオスの廊下で隣のクラスのKさんに会いましたが、凄く暗い顔で沈んだまま歩いています。聞くと大変なホーム・シックで食欲もないと言います。少し話していると、それでもちょっと明るくなってきました。ラジオをつけて、音楽を聴いていると、ちょっとニコッとして、頑張れそうな気がするかな、と言いました。

レーラー・ハオスでは他にも仲良くなった人がいました。作曲を大学で習っている人でした。ある時、これから教会のオルガンを借りて練習をしますが、聴きに来ますかと誘われました。私は、そんな楽しそうな話はないとついてゆきました。

ザルツブルクの小さな教会で、神父さんがあれこれと説明した後、彼は練習を始めました。「これと、このキーからは音が出ません、キーを押すときは、やさしくと神父さん言ってたでしょ、骨董品なんですよ。建物と一緒でね。強く叩くと、壊れちゃうんです。新品のピアノみたいにはいかないんです。

彼はバッハをなめらかに弾き始めました。2曲で20分ほど。とても楽しいひと時でした。その後、二人でお茶に行きました。

ある時、別の知人と絵を描きに行きました。川辺に座って、彼は画用紙に直接ペンで建物を描き、色を塗ってゆきました。画学生なので、とても上手です。ただし、独特のタッチで、どの建物も塔のように背高にデフォルメされ、建物の色もひどく強調されて、元の風景の面影はありませんでした。私は鉛筆で風景のままを描いてゆきました。彼は用があると帰りましたが、私は楽しかったのでそのまま続けました。



すると、後ろから声がします。お年寄りが私に言います。「お前はなぜこの絵の左に橋を入れる、バランスが悪いだろう、消したほうが良い」と言います。面白いので、いろいろと話をして、最後には文通しようと住所を交換しました。住所を見ると、どうやら老人ホームのようでした。「毎日ここを散歩する、だが、それも長くは続かないよ、もうちょっしたら、死ぬんだから」と言います。まあまあ、そんな事言わないでと言い、必ず手紙を書くからと約束しました。

それほど頻繁にではありませんが、その老人との文通は2年ほど続きました。が、ある時小さな通知文つきで戻ってきました。その紙には「受取人死亡に付き、返送いたします」とありました。もっと頻繁に返事を書いてあげればよかったかな、と思いました。

Takeshi Mogi  

Posted by Takeshi Mogi at 02:43Comments(4)Takeshi Mogi